I ❤ MUSIC。

最近、UCSBオケのアンソニーに誘われて、夫と一緒にもう一つのオーケストラに入りました。


アンソニーはピアノ科専攻の音楽学部の院生で、UCSBオケのセカンドバイオリンの首席奏者です。
毎回練習時には椅子と譜面台を並べ、楽譜を配り、リチャードの代わりにオケの指揮を振ることもある、オケの助手のような存在です。


彼はここ2年ほど指揮の勉強をしている様子。
言ってみれば、UCSBの「千秋様」のような存在でしょうか。(笑)
音楽に並々ならぬ情熱を燃やすナイスガイです。


誘われたオケは、最近アンソニーが指揮を振ることになったコミュニティーオーケストラです。
その名も "South Coast Reading Orchestra "
HPはこちら
http://beethovenite.googlepages.com/southcoastreadingorchestra
ばっちり私たち夫婦の名前も載ってます(笑)


このオケの特徴は
"Reading Orchestra"=初見オケ
ということ。
練習は月一回、毎回いろんな曲を初見で吹きます。
演奏会などは一切やりません。


練習場所はお年寄り向け高級アパートの中の"多目的室"という感じの広めの部屋で、メンバーはそのアパートの住民やUCSBの先生、学生、キャンディー屋さんの店員やお医者さんなど様々です。


もちろんUCSBオケのメンバーも私たちを含め10人ほど参加しています。




今回の練習曲は
シューベルト「未完成」
・ベートーベン交響曲第一番
でした。


もちろん、全員初見なわけだし、耳の遠いお年寄りの方もいるので、オケのレベルとしてはそんなに高くありません。
でも合奏はとても面白く、楽しかったです
皆、プライベートな時間を使って、音楽を楽しむためだけに集まっているのです。
ここにいるのは音楽を愛し、楽器が、オーケストラが大好きな人たちの集団なのです。
技術以上に「気持ち」がどれだけ大切か、というのをひしひしと感じました。




練習後はUCSBオケから来たメンバーで連れ立ってご飯に行きました
こんなことも初めてです。
これまではオケの練習時に顔を合わせるぐらいだったので、私たち二人のために全員があらためて自己紹介をしてくれました。
驚いたのは日本人のハーフがその場に三人もいたということ。
いつかブログに書いたフルート王子も参加していたのですが、彼も日本人とのハーフでした。
もちろん全員アメリカ育ちなので日本語は喋れません。
でもなんとなく親近感が増しました☆
夜遅くまでご飯を食べながらワイワイ、音楽仲間とこういう事をするのは本当に久しぶりで嬉しかったです(*^_^*)



先日の"プリンシパル騒動"ではUCSBオケを「やる気のない学生ばかりのオケ」などとひどいこと書いてしまいましたが、単位を取るためだけにオケに参加しているのではない人もたくさんいるのだと思いました
私ってホントにちっちゃいな〜、と深く反省です(>_<)


言葉がなかなか通じないので分かり合うのも大変です。
何もかも少しづつです。
でも、もっと彼らの事を"仲間"と思えるようになりたいし、私たちの事も"仲間"だと思ってもらえるよう努力したいです。


アメリカ生活も残りあと半年を切りました。
あっという間に過ぎてしまいそうです。