LAPHIL。

UCLAであった夫の学会に付いていったついでに、ロスフィルの演奏会を聴いてきました。
ロスフィルは映画音楽の演奏で有名なオーケストラです。
なんと言ってもハリウッドのある街のオケですから。


演奏会はロスフィルの本拠地、ウォルト・ディズニー・コンサートホールで聞いてきました。


プログラムは


アメリカに来てラッキーと思うのは、日本で聞くよりも激安で聞けること。
今回なんてオーケストラ側のベンチシートという席だったので、なんと一人$17
でも聞こえ方も見え方も十分素敵。
特に楽器をやっている私たちにとってはオーケストラが近くで見れるのは嬉しいことです。

(こんな眺め。前のおじさまが若干ジャマですが・・・)


というかホールの音響が!!!
サンタバーバラのホールGRANADAとは違いすぎる!!!(^_^;)
「これぞホール!」という感じがしました。
あんな場所で吹けたらさぞかし気持ちいい事でしょう。。。




今回の演奏会はシューマンのピアコンが特に印象的でした。
なぜって「弾き振り」だったから。
信じられなかったです。
モーツァルトの協奏曲ならともかく、こんなにテンポや表情の変化が激しい曲で!
あの指揮者兼ソリストの人(Christian Zachariasという人)
タダモノではない。
のけぞって指揮を振ったかと思えばすぐピアノに戻り(鍵盤の位置間違ったりしないのか!?)、左手が一瞬でも空けば指揮を振り、両手がふさがってたら目で、または頭をふって指揮をする。
でもピアノの演奏は絶妙。
どんだけ器用やねん!って言いたくなるような、一瞬コントかと思うような、笑っちゃうくらいすごい事を彼はやってのけてました(⊃д⊂)。

(この人です。)



で、指揮者がそんなんですから、オケも必死。
皆ものすごい集中力でした。
あんなに皆がソリストを見つめて演奏することなんて普通ないんじゃないのかな。
でも、一瞬も乱れることなく、素晴らしい一体感で最後まで楽しませてくれました。
「アンサンブルの極みを見せられた気がする」と夫は溜息。
まさしく。
演奏会後、興奮した私たちは"オーケストラに指揮者は必要か否か"について語りあってしまいました。
結論は出ませんでしたけどね〜U。-ェ-。U。oO。


まぁ素晴らしい演奏会でした。
ロスフィルのオーボエ牧場しぼりの濃厚ソフトクリームみたいな感じで超美しかったし。
次は同じホールでウィーンフィルです。
身震いがします!!