乗り番その1。
先週の練習はドビュッシー:ノクターンでした。
変拍子・転調・臨時記号のたくさんあるやっかいな曲です。
まずは管分奏で、一回目の練習時の様子にすっかり気を抜いた私はあまり練習してませんでした^^;
オケ全体のテンションの低さと、リチャードの甘さなら問題ないだろう。
なーんて思っちゃったんです。
練習開始時間、リチャードはなかなか現れません。
そしてオーボエトップのジェシー(通称"ジェシー・H")もなかなか現れません。(汗)
そして知らないおじさんが指揮台に立っている・・・。
知らないおじさんは強面で口調も強く、とにかく「コワイ」感じです。
どうやら今日はこの人が指揮を振るみたいです。
とりあえずオーボエトップがいないのはやばい!
って事で、急遽セカンドの方のジェシー(通称"ジェシー・J")が代吹き*1をすることになりました。
そして練習開始。なんといきなりインテンポ(>_<)
予想通りボロボロの私たち・・・。メンバーの80%は初見だったんじゃないでしょうか。
知らないおじさんは怖い顔でまくしたてます。
「おいおまえらっ!ちゃんと楽譜見てんのか!!この速さで何でできないんだ!やる気あんのかコラ!!!」
(と言っているように聞こえる(@_@;)
怖い、怖すぎる(;O;)
必死の思いで指を動かしました。
隣のジェシー・Jは私よりやばい感じです。(!!)
指揮のおじさんのテンションは上がっていきます。
一所懸命曲について語り、学生の気持ちも高めようとする彼。
しかし悲しいかな、私には英語が早すぎてに何言ってるんだかさっぱり。。。
(後で大ちゃんに訳してもらおう。)
・・・何て思いながら、指揮のおじさんと目を合わせないようにしてました。
なんとも情けない話です(^_^;)
そして全員ボロボロのまま管分奏が終了。
知らないおじさんはどうやらクラリネット科のプロフェッサーで、UCSBのウィンドアンサンブルの指揮者だったようです。
ウィンドアンサンブルに入んなくて良かった(*_*;
練習後半はフルオケで合奏でした。
やっと優しいリチャードが登場し、ホッとする私。
と、思ったのもつかの間、リチャードはつかつかと私のところに歩いて来てこう言いました。
「Hi Eri! Youはファースト吹いてくれる?」
(えぇっ!?)
聞いてません。全くの予想外|:3ミ
オーディション前に「乗り番*2は基本的に学生優先だから」って言われてたからアシスタントかセカンドしかないと思ってたのに〜(>_<)
でも。
こりゃラッキー(−−〆)
だって学生でもないのにアメリカのオケでトップが吹けるなんて。
ソロもあるし、逃してはいけないチャンスです。
練習してないくせに(!)すぐさま笑顔で返しました。
「Oh, really? O.K. I can do it ♪」
なんて調子がいいんだ自分。。。
こうしてコンサートの乗り番がひとつ決まりました。