乗り番その2。

残りの乗り番が決まりました。


ドリーミング・ジプシー(世界初演ってやつです。)の1stです。
なぜそうなったか、理由は簡単です。
この曲はオーボエ一本、イングリッシュホルン*1一本なんです。


楽譜を配られる時にリチャードに聞かれました。
「Youはイングリッシュホルン吹ける?」って。


吹けるっちゃー吹けます。特に今年は日本でよく吹きました。*2
でも楽器は持ってないし、リードもない・・・。(オーボエのリードとイングリッシュホルンのリードは大きさが違います。)
そこで、


「Sorry. I can't・・・」
って答えました^^;


そしたら自動的にオーボエ1stは私のものに(>_<)
ごめん、ジェシー・H!(ジェシー・Hがイングリッシュホルンを吹くことになりました。)


という訳で、12月のコンサートの私の乗り番はこうです。


あー宗教改革も吹きたかった・・・
でも贅沢は言っちゃあいけません。
なんてったって2曲もトップが吹けるんですから♪♪




世界初演らしいドリーミングジプシーは、なんだか愉快な曲でした。
ある意味「キャッチー」。
ハロウィンの映画のテーマソングなんかにピッタリな雰囲気。
でも変拍子も転調も多いので気は抜けません。
そしてこの曲は、なんとバイオリンコンチェルトなんです。


今日の練習前に、練習所に見たことない変な人が登場しました。
見た目がちょっと奇抜なんです。
どんなかというと、まあこんな感じです↓

実際よりかなり可愛くしてしまいましたが、銀髪のとーーっても長い髪の毛がすごく印象的でした。
本物の彼を見たい方は、公式ホームページをご覧ください。
http://www.jimsitterly.com/


そしてこの彼こそが、ドリーミングジプシーのソリスト、そして作曲者、だったのです・・・。
あーびっくりまんぼう(@_@;)


おそらく、この彼は日本でいう「葉加瀬太郎」さんのような位置づけではないかと。
つまり、ポップスもクラッシックもやるマルチなバイオリニストという意味です。
そして、今回やるドリーミングジプシーは彼のポピュラーの持ちネタで、それに今回オケの伴奏をつける、という意味で世界初演なのでは、と。


まぁ葉加瀬さんほどメジャーな人ではないと思いますが、仮に彼を葉加瀬さんとしてイメージとすると、
"情熱大陸のフルオーケストラバージョンをやる。"みたいな感じでしょうか。
あくまでイメージですよ〜^^;


そういう訳で、この銀髪の彼がどんなアーティスティックな演奏を聞かせてくれるのか、今から仕上がりが楽しみです♪
(ちなみにこの彼はUCSBの卒業生なんだそうです。)

*1:オーボエと同族の楽器で、オーボエよりも低い音域の音を出す。楽器も大きい。

*2:今年、新世界を吹きました。この曲はイングリッシュホルンが活躍するオーケストラ曲として最も有名です。2楽章のイングリッシュホルンのソロは、音楽の教科書でおなじみ、「家路」のメロディ。「遠き山に日は落ちて〜」ってやつですね。