コンサート本番。

昨日はコンサートでした。


これは公式チラシです。

リチャードが作ったんでしょうか?
超かっこいいです☆
(ブログ用にちっちゃくしたので見えにくいです。ごめんなさい。)




しかし、あんなスリリングな本番は初めてでした。
曲が止まるかどうかの瀬戸際・・・という(^_^;)


どの曲が問題だったかって、James Sitterlyのバイオリンコンチェルトです(+_+)!
(シッタリー、もしくはその知り合いが日本語読めませんように!)


ソリスト兼作曲者の彼、見た目も音楽もとにかく自由!なんです。
練習時に毎回テンポが違う、ソロが変わる。
そして、あんまりうまくない・・・(*_*;
リチャードもオーケストラメンバーもいつも大混乱してました。


テンポが変わるとかはまだ頑張って対応できますが、ソロがいつ終わるのかわからないという問題はかなり重大でした。
次にどのタイミングでオケが入ればいいのか指揮者さえも分からない・・・そんなバカなって感じです(^_^;)


"cadenza"*1って書いてないけど勝手にcadenza〜〜!!
みたいな場所が何箇所あったでしょうか(@_@;)



例えばこんな感じで。
シッタリーのソロ〜〜〜♪
リチャード「ちょっと待って!そんなの聞いてないよ!?」
シッタリー「えっそう??僕はここはこう弾きたいんだけど♪」
リチャード「でっでも、前回は別の弾き方がしたいって言ったじゃないか!?」
シッタリー「そうだっけ〜(?_?)でもこの方がいいかなと思って♪」
リチャード「・・・OK。」


こんなやり取りが毎回、練習のたびにありました。
毎回変わるシッタリーのソロにリチャードも振り回されて困惑しまくり。


そして練習時に曲は一度も最後まで通ることなく、とうとうゲネプロ*2まで通らなかったんです!(+_+)




そんなこんなで本番に突入。
なんと!!



通りました…(^_^;)


危うい個所はいくつかあったし、リチャードすら楽譜から落ちてしまった場所もあったんですが・・・
えいやーっ!とリチャードがザッツ*3をだし、なんとか止まらずに済みました。(汗)


リチャードの健闘に乾杯!!です。


ひやひやしたけど、面白い本番でした。
こんな本番をアメリカで体験できるなんて全然予想してなかったので、改めてオケを見つけてくれた夫に感謝感謝です



ちなみにコンサート本番には何人か友人が来て下さいました。
音楽は聴いて下さる人があってこそ成り立つと私は思います。


ツル子さんはじめ、ユキちゃん、Sook、のぶさん、リョウコさん、リョウヘイ君
こんな未熟な私たちのコンサートのためにお金を払って来て下さって、しかも平日の夜に。
本っ当にありがとうございました!!
とても嬉しかったです(*^_^*)❤❤❤



※この日の本番の演奏はのぶさんに録音していただきました。
(のぶさん有難うございます!)
聞いてみたい方は個人的に私に連絡くださいませ。案内差し上げます。

*1:ソリストがオーケストラの伴奏を伴わずに、自由で即興的な演奏をする部分の事

*2:本番前の最終リハ

*3:アインザッツ(ドイツ語"Einsatz"の事。音楽に関して用いる場合は休止後における歌い始め、奏し始めの瞬間の事。)