San Francisco Symphonyの演奏会。

San Francisco Symphonyは1911年に創設された、西海岸を代表する名オーケストラです。
先日、サンタバーバラへやってきたので夫と一緒に聞いてきました。



この日のプログラムは、

でした。


一曲目の曲はこのオケの指揮者の方が作曲した曲。
(この人です。)

ホルン5本とトランペット4本、トロンボーン3本とチューバ一本という、まさにBRASSな編成。
聞いたことがなかったのでアメリカらしい華々しい曲を想像したんですが、意外に繊細で、ちょっとつかみどころのない曲でした(^_^;)
変わってたのは四番トランペットにやたらソロが多いということ。
四番トランペットは激ウマだったな〜。



ハイドンの60番も初めて聞いたのですが、いやーオーボエ超素敵だった!!
管はオーボエ二本、ホルン二本、トランペット二本だけだったのですが、もう私には途中からオーボエしか聞こえませんでした(>_<)❤
とても華やかなのにうるさくなく、弦の音とも綺麗に溶け込める、(音が丸い感じって言うんでしょうか。)
トップの人の音色の美しさもさることながら、一番感動したのはオーボエ二本で吹く部分
どうやったらあんなに美しく音をブレンドさせることができるんだろう!!
って感動。。。
あぁ私もこんな風に吹けるようになりたい!としみじみ思いました(>_<)
ちなみにこの曲には「愚か者」もしくは「迂闊者」なんていう愛称が付けられています。
終楽章には、演奏中にヴァイオリン奏者の調弦が間違っていることに気付いて調弦をやり直すというような場面も盛り込まれていて(面白い場面だった)、すごく楽しんで聞くことができました。
機会があれば是非演奏してみたいと思わせる、良い曲でした。



そしてメインのブラームスの一番もやっぱり素晴らしい演奏でしたが、意外なことに、非常に快活に(?)、かる〜く仕上げてありました。
ブラームスと言えばアツく!重く!!な演奏を想像してたので。テンポも速くてびっくりしました(^_^;)



サンフランシスコシンフォニーの演奏は、全体を通して、すごく上品で、、軽めに仕上げてるというのが私の受けた印象です。
こういう雰囲気がここの特徴(?)ないし、指揮者のMichaelの好みなのかなぁ。
迫力〜〜!とか、メリハリ〜〜!!というよりは、音のブレンド感の美しさ、上品なまとまりを心がけていて、ちょっと小粋な感じ。



とりあえず、この前のサンタバーバラシンフォニーを聞いた時との明らかな違いは、
各楽器の音がとてもバランスよく、ホールの音響の悪さを全く感じさせない演奏だった
ということです。
サンタバーバラシンフォニーの演奏のように木管が埋もれるなんてことはまるでなくプロの技を感じました。
実はGRANADAってそんな悪いホールじゃないのかもって思っちゃうくらい。




オーケストラってそれぞれいろんな色を持っているので、やっぱり面白いです。
この日は「こういう演奏の仕方があるのか!」って思わせてくれる場面にたくさん出会えて、なんだか良い勉強になりました。
久しぶりに素敵な演奏が聞けて良かったです❤❤