英語で映画。

風邪ひきのため、丸四日間も家から出られなかった私です。
いい加減に家で過ごすのも飽きたし、調子も良くなったので、ようやく家を出て映画を見に行きました。


アメリカに来てから映画を観るのは三回目です。
一回目は、以前ブログにも書いたように映画祭の時に日本映画「K20」を。
二回目は、先週の日曜日にドキュメンタリー映画「earth」を観ました。(2007年公開の映画ですが、「earth day」に合わせて上映されてました。)
そして今回は「The Soloist」
三回目にしてようやく本格的(?)な映画です。
本格的な「英語」の映画です。


K20は日本語だったから余裕だったし、earthはナレーションがあまり分からなくても映像のみで十分楽しめる映画でした。
しかし今回は!ばっちりどこもかしこも英語・英語・英語
言ってることが分かんないと楽しめない映画。
もちろん英語字幕だってないし、ちゃんと理解できるでしょうか。


「全く分からなかった」で終わらせないために、あらかじめネットで予習をしていきました。

「The Soloist」はLAタイムスのコラムニストが書いた実話をもとにしたストーリー。ホームレスのナサニエルジェイミー・フォックス)は過去、天才チェリストとしてジュリアード音楽院に入学するも在学中にSchizophrenia(統合失調症)を発症してしまい、学校を中退。その後ロサンゼルスで路上生活をしている。そのナサニエルを社会復帰させるためにがんばるコラムニスト・スティーブ(ロバート・ダウニーJr)との友情物語。

映画の中で使われている音楽はベートーベンのエロイカや第九、バッハの無伴奏チェロ組曲などなど、大好きな曲ばかり。
こちらがトレーラーです。

このトレーラーにはかのロスフィルの本拠地ウォルトディズニーコンサートホールが登場しているし、主演のジェイミー・フォックスにチェロを指導しているのはロスフィルのプレイヤー。もちろん映画の中の音楽はすべてロスフィルの演奏という。
ちょうど次の日にロスフィルの演奏会に行く予定の私達にはうってつけの映画でした。


これは楽しみ過ぎる!と見る前にとりあえずキーワードと思われる英単語を必死で覚える私。

Prodigy =奇才、神童
Schizophrenia 統合失調症
Paranoia =被害妄想
Idiot savant =特殊な才能を持つ知的障害者
Flash back =(いやな過去を)回想する
Skid Row =スラム街

などなど。
あまりに急いで詰め込んだため、きっと明日には忘れていそうだけど…今日役立つならばー!!


こんな感じで準備して見に行った英語で映画
その感想は…


一言でいうと、ヘビィな内容でした…。
期待した"音楽が主役"な感じではなく、精神疾患とLAのホームレスの実情について、考えさせてくれる"社会派映画"…だったんだと思います、きっと。。。(;´-`)
結局、よく分からなかったのですよー(´;ω;`)
「おいおい予習した英単語どこ〜!?」って感じで…、やっぱりそんなに甘くなかった(^_^;)
それでも、前半はトレーラーから大体予想できる流れだったのでまだましでした。
大体こういうことを言うだろう。と予想できる場面の英語はまぁまぁ聞きとれる。
しかし後半、話が佳境に入るにつれ。
「あかん自分」を実感です_| ̄|○
予想してない場面の英語ってホントダメです。
この映画はナサニエルとスティーブの二人の会話を中心に話が進んでいくため、絵だけみて筋が分かるというのではなかったんですねー。
そしていわゆるアメリカらしいサクセスストーリーでもなく、ちょっと分かりづらい流れになっていったりして(^_^;)
(言い訳。)


話が分からなくなるにつれ、どんどん他の事に気を取られてしまいました。
エロイカをこんな風にアレンジしちゃうんだーとか、ロスフィルの第九はこうやるのか!とか。
あとはジェイミー演じるナサニエルのファッション
奇抜すぎる。さりげなく常にキラキラ!!
本物のナサニエルもキラキラ好きかっ!?
なんてことを考えてたら、さらに話についていけなくなっていったのです。
やっぱり今の自分にはハードル高すぎたなっ。。。(*ノД`*)




「The Soloist」は邦題路上のソリスト
路上のソリスト
日本では5月30日から順次公開されるらしいです。
公式HPはこちら→http://rojyo-soloist.jp/site/
私ももう一回見たほうがいいなーうん(>_<)